「人が幸せに暮らす」ためのキャリアコンサルティング
キャリアコンサルタントとして、組織発展のための人材採用・定着・育成を主軸としたコンサルティングや研修・セミナーをおこなっています。
具体的には、自治体、企業、一般の方(若年者、子育てママ、ワーキングウーマン)向けの研修・セミナーやワークショップの実施のほか、大学や短大、専門学校のキャリア関連授業のカリキュラム作成と授業の運営など、企画から運用までをワンストップでおこなっています。
たおやかな風貌からは想像のできない強い意志とパワーを持っていらっしゃる高橋さん。
ずっとお話を聞いていたいほど素敵な声で講演される様子は惚れ惚れします。
【「自分らしい仕事」にたどりつくまで】「幸せに暮らす」ためのキャリアコンサルティング
人とキャリアに関することを軸として、大きく3つの事業をしています。
1つ目は、企業の課題を解決するキャリアコンサルティング。
採用から従業員の定着・育成まで、さまざまな課題をお聞きして、それに対する解決策を提案します。採用の仕方がわからない企業に向けては採用プランを作成し、離職者の多い企業には制度の見直しや研修、個別カウンセリングを提案するなど、課題解決に最適な手法を考えます。
会社によって人材活用に関する課題が違うので、コンサルティング対象となる方も経営者、管理職、若手リーダー、新入社員、女性社員などさまざま。
働きやすい組織作りのためにはそれぞれの立場からお話をお聞きし、経営者側と従業員側の双方から同時に課題解決に向けた施策を進めることが大切だと考えています。
2つ目は、大学・短大・専門学校に向けてキャリアの講義をしています。
授業内容は「キャリアプランニング」や「キャリアデザイニング」、「キャリアマネジメント」など様々で、学年に合わせて講義内容を考えています。
1年生に向けては、働くことについて考えてもらうような15回構成の授業。
年次が上がると就職活動があるので、会社を見るポイント、面接練習やエントリーシートの書き方などテクニック的なことも教えます。ただし就職だけでなく、「就職してどういう働き方をしたいのか」、「就職後の人生はどう生きていくか」についても考えてもらいます。
自らの意思で考え、行動できる自律心を持って今後のキャリア(=人生)と向き合ってもらえるよう心がけています。
3つ目は自治体の働き方改革や女性活躍推進に関する事業企画、運営を行っており、セミナーや研修の講師をしています。
受講者も多岐にわたっており、自治体職員、企業、個人事業主などの幅広いターゲットに対して「自分らしくイキイキと働く」ための対話の場作りや、実践的なスキルアップのワークショップなど、オリジナル企画を提案しています。
【独りで立つまで】人生は長いから、時には迷うことも。公私が充実するためのキャリア選択を
企業の利益が上がり、発展して存続するためには、人が定着する仕組みづくりと組織づくりが必要です。
組織の中で人を活かすために、経営者側に組織運営やチームづくりの提案をしながら、従業員側にも知識やスキルを提案するなど、双方に働きかけることを常に心がけています。
時には両者の間を繋ぐこともありますし、同時に働きかけないと課題解決はうまくいかないものです。
また、ワーク・ライフバランスコンサルタントとしても活動しています。
長い人生の中での「キャリア」とは、仕事だけでなく、家事や育児を含むプライベート全般、人生そのものを指します。
私生活が充実していないと仕事はうまくいきませんし、仕事の悩みをプライベートに持ち込むとストレスの原因になってしまいます。
公私は相互に作用するので、「幸せに暮らす」ために、両方がうまく回っていくことを目指しています。
自分が充実して幸せなら、それは家族や友人、周囲の人にも広がって、社会へと連鎖していきます。
今日が充実していたら明日も。そして、その次の日にも連鎖していく。
日常の中での、電話1本、メール1通、今日1日の仕事を積み重ねていくことで、それがキャリアになっていく。
全てのことがつながっていて、小さなひとつひとつのことが社会につながっていると考えています。
時代のニーズは常に変わっていきます。
これから何が必要になるのか、どのようなサービスを提供していこうかと、常に考えています。研修やセミナーは生の反応が返ってくる、まさに「ライブ」です。予想外の展開があり「こうした方が良かったかな」と受講生を見て気づくこともあります。
終了後は必ず振り返りをして反省すると同時に、不足分を補うなどして改良を続けています。
【仕事のヒケツ】共感から協働へ。WFCとのタッグで女性支援の輪はもっと広がりました
ずっと個人で仕事をしてきた私ですが、WFCの代表 栗本恭子さんの考え方には創業当初からとても共感し、会員になりました。女性支援を掲げる事業者はいろいろと他にもありますが、WFCのように場所をちゃんと構えて、継続的にやるのは「志」がないと続きません。
事業を継続していくことが大変なのは、私自身もよくわかっています。
時代のニーズに合わせて変化し、女性起業家が集まれる場所づくりをしている点もWFCの魅力です。
WFCを通じて奈良県に特化した仕事を紹介していただきました。ターゲットを主婦に絞りこんでセミナーをしたのは初めてで、とてもいい経験になりました。また、高取町(奈良県高市郡)、王寺町(奈良県北葛城郡)、宇陀市(奈良県)のセミナーや研修講師の仕事もご紹介いただき、チャンスが広がりました。
私の企画の立て方は、まず課題となるひとつのテーマからさまざまに視野を広げ、いろいろなパターンを網羅して複数の案をつくります。
その中でベストなものを選んでご提案したり、ひとつのお仕事が終わるごとに「次はこれをしましょう」と申し出たりします。そうすることで仕事は広がっていきます。
栗本さんはいつも「いいですね」と喜んで気持ちよく受け入れてくれますのでヤル気がでます。これからも奈良県のため、女性のため、いい企画を実施していきたいです。