文章・小説・エッセイ・読書感想文教室・講師 福島千佳さん
カルチャーセンターでエッセー教室や文章教室を主宰、また私立高校や進学塾での国語非常勤講師。音読、スピーチ、面接の仕方、文章表現、文学講座などを国語にまつわることを幅広い世代の方に教えています。
奈良県の子育て関係のブログを書いていた時に当時人気ブロガーだったのが、福島さん。その後、会員さんの紹介で、イベントで再会し、憧れの方にお会いできて深いご縁を感じました。言葉や日本の心を伝えることを大事にされている福島さんに仕事で大切にしていることをお聞きしました。
【自分らしい仕事にたどり着くまで】好きなことを仕事に!ボランティアから仕事が広がっていった。
子育て中に育児以外に何かやりたいと思うようになりました。文章を書くことが昔から好きで、エッセーや小説を書き始めると、すぐに公募受賞多数。これは特技と言っていいのではと思うように。作家の方に評価され、講師を勧められ、本格的に勉強するようになりました。
子どもの入学と同時に、地域の読み聞かせボランティアを始めました。すると絵本講座の依頼や、家庭教育学級で朗読や作文などを教えて欲しいと、だんだんボランティアが忙しくなりました。
子どもが小学校2年生になった時に、カルチャーセンターに文章教室の企画書を持っていき、本格的に講師としてスタート。ボランティアをきっかけに、仕事が大きく広がっていきました。
【独りで立つまで】いつも手探り。やりながら努力し続けること.
まだまだ手探りの講座もあり、生徒から学ぶことも多いですね。エッセーなどの講師は60歳以上の方が多く、若手の講師がいないんです。若いから頼りないと言われるのが嫌で、授賞式で出会った先生に指導していただくなど、講師としての勉強をしながら講座をやりました。どんなこともやりながら努力を続けることが必要だと考えています。授業で答えられなくて悔しい思いをしたこともありますが、それをバネにして今の自分があると思っています。
【仕事の秘訣】満足していただくには準備が9割。
「準備が9割」という言葉の通り、事前に念入りに時間をかけて講座の準備をします。クラスによってレベルが違うので、自分に自信をもってもらえるような講座の準備を一生懸命考えます。楽しい自己表現の場として、生徒さんのことを一番に考えて準備しています。
受講する方の笑顔が増え、コミュニケーション力がついてくると自分自身を好きになっていきます。やりがいを見つけると、生徒も辞めないし、私に会うのを楽しみにしてくれるようになり、講座のファンになってくださいます。
一日のタイムスケジュール
5:30 起床
5:30-7:30 弁当・朝食づくり
7:30-9:30 見送り・授業の準備
9:30-12:00 ボランティア・講師の仕事
12:00-19:30 自分の家のこと・学校や塾の授業・オフにはビデオ鑑賞や読書
19:30-20:00 帰宅・授業の準備
20:00-22:00 夕食・片付け等
22:00-24:00 自分の時間・お風呂
24:00 就寝
「これから何かをやってみたい」という方に伝えたいこと
講師の仕事はオフがばらばらです。自分の時間は自分で作る、をモットーに楽しみながら活動できる場を作ってください。講師を目指すなら、自分のファンをつくる思いで、生徒さんのことを一生懸命考えて努力をし続けて下さい。