働く女性ための情報メディア「Bloom」では、在宅ワークでお仕事する女性やフリーランスでお仕事する女性に向けた情報を発信しています。
WFCでは、講師依頼を受けて適切な専門家をコーディネートして派遣しております。今回は、毎年ご依頼いただいている「あつまれECOキッズ」の「子ども市民大学」の講師に話し方講師の稲垣あきさんがご登壇されました。
あつまれECOキッズとは
「あつまれECOキッズ」とは、奈良市の「COOL CHOICE 普及啓発事業」として、奈良県地球温暖化防止活動推進センターが企画実施しています。ECOなアイデアやECOな取り組み事例を募集し、良いアイデアや事例は展示や冊子になり、市長からの表彰も行われます。WFCでは、企画・運営をされているNPO法人奈良ストップ温暖化の会の方と一緒に「子ども市民大学」を担当しました。
通年であれば、表彰式当日は、奈良県でECOをテーマに活動する団体やグループが展示やワークショップなどを開き、そこに「子ども市民大学」でECOを学んだ子どもたちが一日だけのアルバイトとして働き「奈良市ECOポイント」でバイト料をもらう体験型学習の教育プログラムが実施されます。
WFCは、毎年「子ども市民大学」の講師を努め、子どもお仕事体験をサポートしています。
■ あつまれECOキッズオフィシャルサイト https://naso.jp/naso-coolchoice/ecokids/event.html
■ 奈良市 https://www.city.nara.lg.jp/site/kankyoseisaku/7402.html
完全オンライン開催に!?
12月に入ってコロナの感染者が増え、1月7日には、緊急事態宣言が出され成人式が取りやめになった地域もありました。そんな中、あつまれECOキッズも急遽オンラインで開催することに!
子ども市民大学もオンラインですることになりました。奈良市の小中学生は、Googleのタブレットを支給されています。そこで、教育委員会の協力もあり、今回は、学校でも使われているGoogleのシステムを使うことになりました。
講師の稲垣さんにとっては初めて使うシステムだったそうです。テストをする中で繋がらない、ボタンがない、ほかの人と表示が違う、ZOOMでできることができないなどいろいろなアクシデントを乗り越えて、当日の本番を迎えました。
当日も入時間を1時間早めて入念にテストを行い、いざ、本番へ。稲垣さんのコミュニケーションを交えた話術に子どもたちの意見がどんどん引き出され盛り上がった講座となりました。
講師の稲垣さんの報告はこちらから https://wfc-bloom.com/pickup/7094/
盛り上がるオンライン講座のポイント
オンライン講座で難しいのは、受講者とのコミュニケーションのとり方です。つい、一方的に講師が話しをしてしまいがちですが、それだと受講者の満足度を高めることができません。
ZOOMの場合は、ブレイクアウトルームを活用することで、コミュニケーションが取れる場作りができますが、Google Meetには、その機能がありませんでした。
事前に名簿をいただき、画面の配置と子供の名前をチェックして、学校の先生方式で子どもたちに問いかけていくことで意見を引き出していきました。
これで盛り上がる!5つのポイント
- アイスブレイク:声を出すことになれてもらうため、全員のマイクをONにして、イエスかノーかなどの2択の問題、または、みんなが共通してすぐに答えやすい問題を出して答えてもらいます。例)朝ごはんは食べましたか? 昨日は何時頃に寝ましたか? 好きな色はなんですか?
- カメラはオン:カメラをオンにしてもらうことで、安心な場をつくることができます。
- 名簿で発言をチェック:オンラインだと自分がしゃべっていいかわからなかったり、タイミングがつかめず、発言ができなかったりするので、講座中に1回は発言をしてもらうように名簿でチェックをします。
- サポートを入れる:入室がうまくできない、途中で落ちてしまったなどトラブルはつきものです。マイクがつながらないなどもオンラインではよくあります。その時に講師とは別にサポートをする人がいると講座を中断しないでスムーズに対応ができます。
- 振り返りの時間を入れる 「今日学んだことはなんですか?」「今日の講座を受けて自分で取り入れてみたいことはありますか」など、振り返る時間をいれることで、しゃべる機会をつくるというのと同時に数時間の間で受講した内容を自分に落とし込むことができます。
これからオンライン講座は増えていくので、Bloomの皆さんには、5つのポイントをうまく取り入れて受講者の満足度の高い講座を作っていただけたらと思います。