イラストレーター 吉田 友子さん
イラストレーターをしています。チラシや漫画を書くことが多いです。通称グラレコといいますが、会議や考えを簡単な絵図にして共有したり、拡散したりするグラフィックレコーディングもしています。グラレコをセミナー会場で描いたり、講座で教えたりもしています。
仕事の相棒ipadでその場でサラサラっとイメージを描いてしまう吉田さん。見ている方も盛り上がり、吉田さんの周りは笑顔が溢れています。女心を動かすpopでキュートなものから商業用まで幅広いテイストのデザインが特徴です。最近は、グラフィックレコーディングを広める活動も。そんな吉田さんに仕事の極意を教えていただきました。
【自分らしい仕事にたどり着くまで】「小さい頃から絵を描くことが習慣に」
もともと小さい頃から絵を描くのが好きで、習慣化していました。いつも絵を描いていましたが、大人になってから絵とは関係のない仕事につきました。イラストは、仕事をしながらでも描くことができたので、昼は普通の仕事、夜はイラストを描く生活が続いていました。
だんだんイラストの仕事も増えてきたので、イラストに集中しようと会社をやめて時間の融通がきくフリーランスとして独立しました。美大ではグラフィックデザインを専攻していたので、デザインの基礎であるデッサンは役に立ちましたが、イラストや漫画はほとんど独学で学びました。
【独りで立つまで】「まいたタネが、あるとき仕事につながったなんてこともある」
最初は、タネを蒔くところから始めています。直接仕事にならなくても動いていました。その時に撒いたタネを誰かが拾ってくれて仕事につながっていきました。なんにも仕事に関係ないところで下心なく動いているうちに人脈が広がって、そういえばイラストが描けるよねと、お仕事の話になったりします。営業するのでなく下心なく普通に楽しんでいるだけなので、仕事がくるので、無理をしないようにしています。
ただ、今後は、情報発信もしていかないといけないなと思っています。
【仕事の秘訣】「当たり前だけど、真面目にやること」
真面目にやることですね。当たり前だけど、頂いた仕事に熱意を持つこと。仕事でイラストを描く時は、その書かれている対象が、どのような背景があって、なんのために、誰のためにどのように使われていくのかも含めて、考えて落とし込んで作っています。例えば赤ちゃんのイラストひとつとってもなんのためにを熱意を持ってよく考えます。小手先でやらないようにするということを決めています。
一日のタイムスケジュール
6:30 起床・朝食・家事
6:30-8:00 送り出し、朝食、家事
10:00-12:00 メールの返信などの事務作業
12:00-13:00 昼食
13:00-17:00 イラスト作成・打合せ等
17:00-22:00 家事、夕飯、打合せの連絡等
22:00-0:00 イラストの仕事、ラフ、下書き、ペン入れなど
1:00 就寝
「これから何かをやってみたい」という方に伝えたいこと
まず、自信を持って下さい。これからやりたいと思っていることは、他の人にできないことだからやろうと思っていると思うんです。自分で決めたことなので自信を持ってやってください。「自分が言うんだから正しい」ぐらいの勢いでやりはったらいいと思います。間違いないと思ったからやっているはずなので、そこは揺るぎなくて良いと思いますよ。