アロマテラピーサロン 花主宰 横尾由美(よこおゆみ)さん
アロマテラピーサロン「花」を経営しています。植物油に精油を入れてボディやフェイスのトリートメントを施し、お客様の体のケアを行っています。
とにかく元気で、話をしているだけでパワーがもらえる横尾さん。介護の経験が今のお仕事に生かされ、ホスピタリティあふれる空間と時間を提供しています。そんな横尾さんに仕事について話をお聞きしました。
【自分らしい仕事にたどり着くまで】介護の現場で思った「家族を亡くされた方の力になりたい」が原動力に。
アロマを知ったのは、30年前のことです。テレビで知って、すぐにやりたいと思ったのですが、それを教えてくれる学校が日本にはありませんでした。今から6年前に近鉄百貨店に「生活の木」というショップがあって、そこでアロマの試験が受けられることを知り、勉強するようになりました。私は、病院でヘルパーとしてがん患者様が集まる病棟で介護をしていました。患者家族の気持ちに寄り添って仕事をしていたのですが、ご家族様の気持ちを楽にしてあげたいという気持ちが強くなりました。勉強していくと、アロマがご家族の方の助けになることがわかりました。最初は、介護の仕事の+αぐらいで勉強を終える予定が、当時、担当していた人が亡くなられたりして、ご家族の様子を見て、「もっと、知識を身につけたい」とトリートメントの教室に通い、精油の働きを勉強しているうちにセラピストの資格を取得していました。
【独りで立つまで】最初から店舗を持つことを意識して準備をはじめました。
アロマの学校に行きたいと大阪の学校に連絡したら奈良の学校を紹介してもらい、4年ほど、月1回から2回のペースでアロマの先生のところに通いました。海外のアロマ資格を持った先生で、リンパのことにも詳しく、トリートメントの方法も学校以上のことを教えてもらいました。先生のところで修行をしながらアロマテラピーインストラクターになりました。
修行をしている時からお店を出すことを念頭にいれて、開店までの準備を先生にお手伝いいただきながらしました。
無事に開店したのですが、そのあと何をしたらいいかわからなくて苦労しました。最初は、身内が来てくれて、身内の知り合いが来てくれるようになりましたが、それ以上の広がりがなく、ネット予約サイトに登録をしました。そこから新規のお客様がくるようになり、事業として回転していったのですが、現在は、家の事情でお得意様を中心とした営業にしています。
【仕事の秘訣】作業にならないように、隅々まで丁寧にする。
お客様の話をよく聞いて、その人の体の声を聴きながらどこが悪いか探っています。トリートメントって作業になりやすいのですが、隅々まで丁寧にすることを心がけ作業にならないようにやりにくい部分などを、ゆっくりと丁寧にするようにしています。
一日のタイムスケジュール
7:00 起床
7:00-9:00 朝食・家事
9:00-10:00 移動・開店準備・掃除のチェック
10:00-19:00 仕事・掃除
19:00-21:00 片付け・掃除
21:00-23:00 食事用意・ご飯・風呂
23:00 就寝
「これから何かをやってみたい」という方に伝えたいこと
自分のやりたいことは、芯を通して頑張ってください。これをやりたい、人を幸せにしたい、お金持ちになりたいなど皆が、夢を持っているので、そこは曲げずに理想をもってやってほしいと思います。