スカーフ一枚あれば!おしゃれに変身!〜シンプルスカーフコーディネーター・高田直子さん
スカーフ一枚あれば!おしゃれに変身!〜シンプルスカーフコーディネーター
「BLOOMメンバーへのインタビュー企画」今年のインタビュアーは池内詠子。フリーアナウンサー・司会者として様々なジャンルの方々にインタビューをしてきた私、キャリアコンサルタントとしても多くの方々に話を聴いてきた。そんな私が、働く女性たちに仕事の話はもちろん、生き方、家族、心の声、夢、リアルな本音に迫ってみる。
今日ご紹介する直子さんは、パラレルキャリアを実践している。イベント会社に約10年勤務、現在もそこで装飾に関連することを担当している。展示会の取りまとめをし、装飾の施工を請け負う仕事だ。
第36回 シンプルスカーフコーディネーター 高田直子さん
中学時代から洋楽が大好きで、今も音楽を楽しんでいるそうだ。
子どもの頃から、食べるものへの興味もあり、栄養士になりたいと志し、短大の食物科に進学した。
栄養士を目指していた・・
短大在学中に、アパレルショップで販売のアルバイトをしていた。当時からお洋服の色合わせやコーディネートを考えることが好きだった。
短大を卒業後、就職し、一般事務をするが、社風が合わず、半年で退職、その後転職し、情報処理の会社に勤務、そこでパソコンスキルを習得した。社会人としての基礎はここで身につけたと直子さん。
その頃、あるところでパーソナルカラーの診断を受け、「華やかだなぁ、綺麗だなぁ。」と感動した。アパレルショップでの経験もあったので、色により顔映りが異なることは理解していたが、色で個性が引き立つことを知り驚いた。
色彩講師として
色に関わる資格の存在を知り、30歳くらいの時に夜間の専門学校に通い、色彩検定の一級を取得した。
その後、通っていた専門学校から非常勤講師としてやってみないかと声がかかり、採用試験を受けることになった。模擬授業がテストだった。「あなたが前に立つだけでスッとそこに目が行く。」と高く評価をいただき、採用になった。
最初に指導を担当したのは大学での検定対策授業。合格率を上げなければならない授業だ。しっかり準備に時間をかけ、資料を用意して授業に臨んだ。これが自信となり、専門学校での指導も始まった。以来約10年に渡り、冒頭で書いたように、イベント会社での仕事もしながら、指導職に就いている。
2020新スタート、パラレルキャリア
直子さんは、今年、reverb(リバーブ)と屋号を新たにし、リスタートを切る。reverbとは、機材から出す音の効果で響き渡るという意味。人が持つ個性、色を音に変えていくようなイメージで名付けた。個性を否定するのではなく、受け止める、自己肯定して人生を送っていけるような音にして、という思いが込められている。
洋服のデザインやシルエットも重要であるが、日頃、コーディネートに自信がない女性や、忙しくてそこまで考えていられないという女性には、洋服そのものはシンプルでベーシックなもので十分なのではないかと考えている。
「今まで培ってきた色の知識をそんな女性たちのために提供できるやり方はないいだろうか?」 そこで思いついたのが、スカーフやストールをコーディネートのワンポイントにあしらうアドバイスだ! 直子さん自身もスカーフが大好きで日頃のコーディネートに取り入れている。上手にスカーフを使うだけで、見違えるように華やかに、オシャレに変身するんだよ、ということを伝えていきたい。
ターゲットは、40代以上の女性で、おしゃれをすることに苦手意識を持っている女性、あまり洋服のショッピングに時間をかけられない女性だ。近々インスタグラムを開設する予定、そこでは直子さん自身がコーディネートを紹介していく。
「もともとセンスというものが備わっていない私は、色彩のロジックを学び少しだけ配色のセンスがつきました。洋服の着こなしも法則やルールというロジックを知ることでセンスアップは可能なのかもしれないと思い、さっそく実践。すると、シンプルなコーディネートを基本に少しだけ変化を取り込むことで、わずかながらも個性が出せるという手ごたえを感じました。」
あまり難しく考えすぎず、一定のルールをマスターすれば、センスはついてくるということを提案したい、シンプルスカーフコーディネーター としてスタートを切る!
高田直子さんリンク
池内後記
コロナの影響で、副業・複業・パラレルキャリア・・・を考え始めた方、すでにそれをスタートした方は多いのではないだろうか。またミルフィーユキャリアという言葉もある。一つ一つの仕事を薄いミルフィーユに例え、何層にも重ねることから生まれる収入はもちろん、生きがいもそこから感じ取ることはできるであろう。勤務しながら、やりたかったことを実現していく直子さんのような働き方、注目したい。