シェアサロン アロマリ・アロマスクール運営 長澤慶子(ながさわけいこ)さん
女性やママさんがアロマを使って家族の健康をケアしていける知識や技術を教えるアロマスクールを運営しています。
また、シェアサロンの運営およびハンドメイド作家の方たちのグループ「handmademarket(ハンドメイドマーケット)」の運営企画を担当しています。
何をお願いしても二つ返事でサクサク仕事をこなす長澤さん。一緒におこなったイベントでは、過去最高の集客数を記録しました。いつも誰かのために一生懸命な長澤さんが今の仕事をするまでのお話をお聞きしました。
【自分らしい仕事にたどり着くまで】自分がしんどい思いをしたので、おなじように苦しむ人の力になりたい
アロマを知ったきっかけは、高校生の時に進路に迷っていた時でした。
看護の道に進みたいと漠然とした思いはあったものの何かしっくりするものがなく、なんとなく人と同じ看護師は嫌だと思っていました。いろいろ調べる中でアロマを使った緩和ケアを知り、興味を持ちました。
看護学校に進学したものの現場の実習で自分に看護が合わないことを知りメンタルが落ち込んでしまいました。学校卒業後は、普通の仕事に就きました。ただ、アロマは自分で使い続けていました。メンタルも落ち着いて、結婚出産したのですが、何か仕事したいと思うように。何をしようかと考えた時にアロマにそれまで自分が助けてもらったことを思い出し、本格的に学びたいと思うように。
しっかりとアロマを学んで自分で使い続けると自分の心に変化がみられました。実は、子どもが苦手だったのですが、子どもの関わり方がアロマを使うことで、自分の中でうまくいくようになりました。子どもだけでなく親や主人との関係もアロマのおかげでいい方向に変わっていきました。心身ともにトラブルがあっても看護学校での知識とアロマがあるから大丈夫と思えるようになりました。
私は、看護の知識がありますが、アロマはもっと手軽に使え、リラクゼ−ションすることができます。自分の経験から忙しくて自分が疲れている方に使ってほしいと思ってアロマスクールという形でやるようになりました。
【独りで立つまで】頑張る期間を決めてやってみる
何かあった時に頼れる身内が近くにいない中で、子どもの体調が悪い時や学校にいけないなどいろいろあり、独りで背負い込んでいました。周りの友達に甘えていいんだ、ここは頼らせてもらっていいんだと思えたり、ここまでは、絶対にこの家事を自分がやらないとあかんと思い込んで、できていないと焦ってしまう気持ちの切り替えをできるようになりました。
今は、イベント出店は少なくなりましたが、ガンガン出店していた時期がありました。イベント出店はその一日のためにパワーがいるんです。前日から前準備をして、すごい大荷物で帰ってきたらクタクタの中、当日来てくれた人がその後に繋がるようにアプローチして。でもその下積み期間があったからスクールという形につながりました。
通ってもらうことに意味があることに気づいたんです。スクールだと同じ生徒さんが繰り返しきてくださいます。その人のより知りたい知識、スキルへのアプローチがしやすくなります。習ったことの効果が出たと生徒さんから報告をもらった時にやりがいを感じますね。
【仕事の秘訣】家族の協力が一番大事
家族の協力なくしてありえません。家族との関係をきちんと築いていくことが大事です。日曜日の仕事は月に1回しかいれないなど、ルールを決めたり、多分、当たり前のことだと思いますが、自分がやっていることをちゃんと報告をしてちゃんと伝えていく。家族とのコミュニケーションをしっかりすることです。
一日のタイムスケジュール
7:00-8:00 起床・朝食
8:00 子ども送り出し
8:30-9:30 スケジュール確認・家事・準備
9:30 家を出発
10:00-14:00 サロンオープン
14:00-17:30 自宅戻って事務仕事、レジメ等作成、ネットショップ発送準備、handmademarket(ハンドメイドマーケット)関連のお知らせ発信、主人の建設業の経理処理
17:30-19:00 お子さんの習い事や買い物
19:00-22:00 夕食・家事
22:00 お子さん寝かしつけ
22:00-23:00 ホームページ修正等
24:00就寝
「これから何かをやってみたい」という方に伝えたいこと
私は、何かをする時に優先順位を付けて動くことを意識しています。自分がやりたいことや目標に対しての優先順位、家族に迷惑をかけないかというのも優先順位の判断基準になっています。家事も優先順位を考えて行います。家族の理解が得られた時に、仕事はどんどん良い方へ回っていきますよ。