起業サポーター〜奥村まさえさん〜コーチングを取り入れランディングページの製作アドバイス。SNSフォロワーはのべ8000人超!
〜コーチングを取り入れランディングページの製作アドバイス、SNSを使っての集客導線の作り方をサポート、裏メニューはリンパケア。SNSフォロワーはのべ8000人超!
2019版・BLOOMメンバーへのインタビュー企画」今年のインタビュアーは池内詠子。フリーアナウンサー・司会者として様々なジャンルの方々にインタビューをしてきた私、キャリアコンサルタントとしても多くの方々に話を聴いてきた。そんな私が、働く女性たちに仕事の話はもちろん、生き方、家族、心の声、夢、リアルな本音に迫ってみる。
第2回 起業サポーター・奥村まさえさん
まさえさんと初めてWFCで会話を交わした時、”柔和”という言葉が頭に浮かんだ。まさえさんから受けた第一印象だ。
看護師として今もクリニックで仕事をしている。コーチング、ランディングページの製作アドバイス、そしてリンパケア・・・と、指導する分野は幅広い。機会があれば、キャリアの変遷をぜひとも訊いてみたいと思っていた。
誰にも訪れる人生のターニングポイント。話を聴くうち、まさえさんはその度にその状況をしっかり受け止め、考えて、乗り越えてきた様子が見えてきた。今どうすべきか、自問自答し、苦難に押し流されるのではなく、チャンスにしてきたまさえさん。それは”セルフコーチング”?
なぜ看護師に?・・・そして出会い
やはり最初の質問はこれ。意外な答えが返ってきた。「手に職をつけた方がいいかな・・・。」という現実的な理由で看護学校へ進んだそうだ。当初は結婚願望も強く、さっさと結婚して専業主婦になりたい、そう思っていたんだとか。そんな考えで進学したもんだから、看護学校では苦労の連続。けれども在学中にまさえさんの考え方は変化していった。
大阪府立成人病センターの看護学校に通っていたため、受け持つのはガン患者さんたち。人生経験の未熟なまさえさんが、死と闘う患者さん達と向き合うのは精神的にきつかった。が、患者さんたちとの信頼関係が出来ていく中、ある患者さんから「明日も待ってるよ。」と言ってもらえた。嬉しかった。そして、実習の最終日に、声帯を失った患者さんが、筆談で、泣きながら、まさえさんの存在が心強かったと打ち明けてくださった。看護師として寄り添える、微力でも出来ることがあると思えた。ぜひ看護師として仕事をしたい・・・!そして卒業後、総合病院で働き始めた。
4年ほどした頃、25歳の冬。同僚に誘われ、いやいや出かけたボーリングでご主人様と出会った。いわゆる合コンだ。その頃のまさえさんは失恋体験もあり、仕事に生きる!と決めていたんだそうだ。送ってもらう車の中で話が弾んだ。とにかく穏やかで優しい、頼り甲斐のあるところに惹かれた。”バイバイ!”と帰りたくない、ずっと一緒にいたい・・・とんとん拍子で結婚話は進み、ハネムーンも予約した。順風満帆だった。
突然の病、続く苦難
ところが幸せの絶頂からいきなり奈落の底に突き落とされた。膠原病・・・。退職。死んだほうがマシだと考えた。結婚もできないと思った。周りからも結婚を反対された。だが、ご主人はこう言った・・・「生きられるだけ生きたらいい。死ぬときは一緒に死のう。」ご主人が全力でまさえさんを守った。そして二人は結婚。反対していた方々も二人を祝福するようになっていた。
1年ほど休業し、体調も少しずつ回復。パートで外来の看護師として仕事を少しずつするようになっていた。そんな中、35歳の頃、しっかり働かなければならない状況になってしまった。ご両親様の借金の返済を手助けすることになったのだ。ご両親様はバブル崩壊時に事業に失敗、借金を抱えていた。しかし無理をしたのだろう・・・39歳の時に再び膠原病が悪化、入院。ご主人はまさえさんの死の宣告まで受けた。
苦難は続く。お父様が胃がんの宣告、お父様の看病をしていたお母様が乳がんで亡くなる。まさえさんが40歳の時だ。
病、借金、肉親の死・・・絶望と悲しみの中、まさえさんは次第に考え方を変えていった。「いつ死ぬかわからぬのなら・・・我慢ばかりで寿命が尽きるより、自分のやりたいことをしたい、ポジティブに生きたい。」心の底からそう考えるようになっていった。
大学で臨床心理を聴講、イメージトレーニングの講座を受講、食べることへの興味と関心の増大、栄養学・デトックス・サプリについて学んだ。それらを参考に試行錯誤を続けると、どんどん体調が回復。途中、46歳の時にお父様も見送る。そして、約5年の年月をかけてステロイドから離脱した。
その後もアレルギー反応には悩まされたが、もう病院には行きたくなかった。食への関心が大きくなっていたまさえさんは、食べるもので身体が変化することを実感した。身体がしんどいから食生活がひどくなる、食生活がひどいと身体がしんどくなると言うスパイラルから抜け出した。そして、自分の体験を人に伝えられないだろうか・・・健康のためにジムに通い、時間がなくなったりして簡単な食事で済ませることは本末転倒であることを広げていけたら・・・そう考えるようになった。
そこで考えたのがお料理教室。添加物を使わないソーセージ、カレー、パンを教えた。”体と心は食べたモノで作られる!” 教室は約10年続けた。「食生活を整えてみんなが笑顔になってほしかった。笑顔が広がれば日本が元気になると思った、その手段がお料理教室だった。」
ランディングページ・コーチングとの出会い、指導へ
2、3年ほど前、自分がこの先もこのままでいいのか、これから何をやっていくのか迷い始めた。
たまたま見かけたランディングページの作り方のPDFを購入。お料理教室のこと、自分の病のこと、健康になるためにしていることをランディングページにした。作ることが楽しくて、無我夢中になった。スマホを使うのも楽しくて仕方がない。周りの人たちから、ランディングページの作り方を教えてほしい、と言われるようになった。教えるようになると、スマートホンの使い方がよくわからない人が多いことを知り、スマホの使い方・アプリの選び方と使い方も指導項目に加えた。
だがせっかくランディングページを作っても・・・”私には何もできない、このページを作っても誰も見てくれないし・・・”と自信のない人、自己肯定感の低い人が多いことに驚く。そこでコーチングを学んだ。コーチングにより頭の中が整理され、やるべきことが明確になり、モチベーションが上がることを体感した。
まさえさんが現在行っている指導は・・・その人の中にある答えを引き出すコーチングのセッションを行い、ランディングページの製作指導をし、SNSでの集客の導線を紹介する。ズームを使ってのコーチングセッションも人気だ。“裏メニュー”と呼ぶリンパケアもある。3年ほど前にセルフケアのために学んだのがリンパケア、自身がその効果を心から実感し資格を取得した。
つまり!
コーチングもランディングページも、スマホもリンパケアも!まさえさんが自分自身で体験し、その良さ、効果を体感したものばかりなのだ。本当にこれはいい!と思ったもの、実体験を元に指導をしているのだ。
まさえさんが教える集客導線の作り方・・・これも彼女自身がやってきたことを伝授してくれる。そのやり方は・・・コツコツ、コツコツ積み上げること!いまやフォロワー数はのべ約8000人を超える!!! ものすごい数だ。
ブログ、インスタ、facebook・・・まさえさんは自分の力で、スマホを使って集客していった。
彼女の手にはいつもスマホがある、今日もブログを書き、いいねを押し、発信を続ける。『答えは必ず自分自身の中にある」とまさえさんは導いてくれる。
インタビューのラストにご主人のことを聞いてみた。病の時、全力で守ってくれたご主人。月に1度、夫婦の日として映画を観たり、ドライブをしたり、カラオケに行ったり。デートを楽しむ。
「ダンナと出会ったことが人生最大の成功!」いつもありがたみを感じている、と微笑んだ。
奥村まさえさん、facebook、インスタ、ブログなどのリンクはこちらから
https://linktr.ee/ma2000okumura
池内後記
まさえさんの“柔和”な表情からは想像もできない話の展開となった。それを伝えると・・・若い頃は生意気な看護師だった、嫌なやつだったと笑っていた。今は通院をすることもないんだそう。
まさえさんは落ち込んだ時、苦難を背負い込んだ時、流されなかった。今どうすべきかを、常に自分に問いかけてきた。そしてそれを実行した。まさえさんの指導は、的確にポイントを指摘してくれる。どこをどう整理すれば答えが出てくるのかを知っているまさえさんだからこそなのだろう。