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ペットを擬人化していませんか?


こんにちは。ライターの遠藤京子です。
わたしは普段、ペット関係の記事を書くことが多いのですが、よくこんな質問をうけます。

 

「うちの子、わがままでいうこと聞いてくれないのよね~。しつけのコツってあるの?」

 

しつけにコツはあります。
でも、それは飼い主さんとペットの間で信頼関係が築けていることが前提です。

 

最近は、ペットも家族の一員として、家で一緒に暮らすことが多くなりました。自分の子どものように愛情を注いでいるという方も多いですよね。うちの家族も、飼っているインコにメロメロで、ケージの中はみんなが買ってきたおもちゃであふれています。(笑)

 

なついているペットはとてもかわいいですし、愛情はたっぷりと注いであげて欲しいものです。でも、ちょっとペットを優遇しすぎているのでは?と感じています。

 

ペットは家族の一員ですが、人間ではありません。
一緒に暮らしていると、つい忘れがちなことですが、彼らは動物。人間社会の中でも、動物の習性をもって生きています。

 

ペットとして飼われている多くの動物は、群れで生活する動物です。群れの中には必ずリーダーが存在し、リーダーを中心に階級が決まっています。ペットとして飼われている動物にもそれはあてはまります。

 

しつけがうまくいくコツは、飼い主さんが群れのリーダーであることです。

 

たとえば、飼い主さんより先にエサを与えていたり、飼い主さんのからだの上で遊ばせていたり、散歩コースをペットが決めていたりしていませんか?ケージから出してほしそうに鳴くからと、すぐに外に出してあげていませんか?
これらの行動は、ペットに「自分がリーダーなんだ」という勘違いをさせてしまいます。
自分がリーダーなんだから、自分より下の飼い主さんのいうことなんてもちろん聞きません。

 

うちの子、わがままだな~。
と思ったら、ちょっとペットとの関係を見つめなおしてみませんか?

 

きびしく叱る必要はありません。
ペットの生活を飼い主さんが管理するようにしましょう。
・外に出す時間は決めておく
・人の食べているものを与えない
・要望にすぐに応えない(飼い主さんの都合に合わせる)

 

主従関係がしっかりしていると、しつけもうまくいきます。
「この子も自分を人間だと思ってるし、そんなのかわいそう」
なんていうのは人間のわがまま。
頼れるリーダーがいない方が、彼らにとっては不幸なことなのです。

 

ペットと楽しく暮らしていくために、彼らの習性を理解して、きちんとしつけることが、飼い主としての大事な役目だと思ってくださいね。

この記事の投稿者

遠藤京子

ライター

遠藤京子

4人の子どもたちの子育てと3羽のセキセイインコのお世話に奮闘中のおかんライター。
動物の専門学校を卒業後、アニマルナース・家畜人工授精師の資格を取得。
犬・インコ・りす・うさぎ、実習では牛・馬・大型インコ・フラミンゴなど、飼育した動物は数知れず…。
土日は子どもたちのスポーツを応援しながら、ペット・子育ての記事を中心に幅広く執筆中。

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