昨年シェアオフィスメンバーになりました池内です。
はじめてのコラム執筆です。
よろしくお願いします。
私はアンチエイジングにもつながる話し方、コミュニケーション全般、キャリアコンサルタントとしての面接対策、表現力アップのための朗読などを指導しています。講演会、コンサート、パーティー、披露宴などの司会者としても仕事をしています。
さて、初めてのコラムの話題は・・・、
11月に行った鹿児島で、あらためて感じた”ポジティブな声かけの効果”
開聞岳に登りたい!という友人に誘われ、初めての鹿児島へ。
開聞岳は薩摩半島の南端にある標高924メートルの火山です。日本百名山のひとつ、別名”薩摩富士”
日本百名山の中では例外的に低い山で、初心者でも大丈夫・・。
ところが・・・。
いやいや、なかなか大変な登山、石がゴロゴロしていて足元は不安定、おまけに所々で岩をよじ登ったり、ロープを握りながらだったり。ふと見ると、眼下は海だったり・・・。
4時間もあれば十分と聞いていたのに。
結果、私たちは8時間もかかったのでした。
登山道ではいろんな方と出会います。下山してくる方にはついつい訊いてしまいます。
「頂上までどのくらいですか?」
下山してくる方のお答えには2種類ありました。
「もうすぐですよ、頑張って!」
「いやいや、まだまだ。」
5合目で出会った横浜のおじさんは、「あとちょっと!」と励ましてくださいました。
でも!
8合目で会ったおじさんは・・・「いやこれからが一番しんどいところ、まだまだだ。」と。
私たちは5合目のおじさんに元気をもらい、8合目のおじさんの一言でめげそうになりました。
頂上での素晴らしい眺めを堪能し、さて下山です。
私たちも登ってくる方々と何度もすれ違いました。
「もう降りてこられたんですか!もうすぐですかねえ?」
やはりみなさん尋ねてきます。
「もうすぐですよ、頑張って!!!」
私たちはすれ違う人たちみんなに、こう声かけをしました。
頑張って、と声をかけると、どの人もみな満面の笑顔になります。
その笑顔は、すでに足がガクガクの私たちをも元気にしてくれました。
ポジティブの連鎖、ですよね。
講師として、受講生の皆さんに元気になってもらうのはとても大切なこと。そんなことをあらためて感じた開聞岳登山でした。