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子どもを20歳まで育ててみてわかった子育ての「無駄なこと」「大事なこと」


「女性が活躍できる環境と仕組みつくる」を理念に掲げ、400名以上のフリーランス女性のネットワークをつくり、女性起業支援、子育て女性支援を行っています。

1月13日は成人の日。奈良でも100年会館で成人式が行われます。

■ 奈良県ホームページ「令和2年(令和元年度)奈良市成人式について」
http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1497856201984/index.html

■ You Tubeのライブ配信
http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1343622417348/index.html

我が家の長男も今年20歳になり、成人式に出席予定です。子育ての20年を振り返って、子育て中の方に伝えたいことをまとめてみました。


  1. 子育てサークルの運営が今のWFCに
  2. 地域の中で子どもが育つを実践
  3. 子どもが成人したからわかった子育てに無駄なこと、大事なこと
  4. 「親の背中を見せる」を意識して

子育てサークルの運営が今のWFCに

WFCを立ち上げるきっかけは、10年以上続けている子育て支援のボランティアです。当時、夫に働くことを反対されていたので、子育て以外に何かをしたい私は、どんどんボランティアにのめり込んでいきました。

■ 「仕事の再開は子どもが中学を卒業してからにして」夫に言われた日
https://wfc-bloom.com/skillup_blog/career/5118/

なら子育てネットワークの2代目の代表として、仲間とイベントの企画やサークル運営、サークル支援勉強会、相談業務、サークルマップ作成など、いろいろな企画を起ち上げて実行していきました。振り返ると今とやることがほとんど変わっていない(苦笑)。その時にたくさんのお母さんたちとの出会いが、WFCを立ち上げることになったきっかけになっています。

■ Women’s Future Center 想い
http://wfc-wa.com/about

地域の中で子どもが育つを実践

なら子育てネットワークの運営の中で、他団体や組織と一緒に事業を行うこともたくさんありました。特に子育てサークルの運営では、奈良市社会福祉協議会の皆さんやなら子育てネットワークのメンバーに本当にたくさんお世話になりました。長男くんはとても活発で、ある子育て支援団体の代表さんと打ち合わせ中に車のついたホワイトボードを乗り物として、廊下を滑って遊んでいたり、サークルの代表として話をしなければいけない時に限ってぐずったりするので、息子に声をかけてくれて、遊ばせてくれたりしました。

たくさんのアドバイスももらいました。「頑張っているね」「いつもありがとう」の言葉が、自己肯定感だだ下がりの私にとってどれだけ嬉しかったか。当時は、本当に子育てが苦しいと感じていた時期だったので、たくさんの方の目にかけてもらって、子どもを地域の中で育てていると感じたことは、私の人生に大きな影響を与えたと感じています。

長男が、私が普通だと思っていた「高校」「大学」「社会人」になるという成長過程を歩まない選択をしても、大きく構えられたのは地域の中でいろいろな人に出会うことで視野が広がったからだと思います。長男もたくさんの方に出会う中で、自分で考えて自分の人生を進んでいると思います。

子どもが成人したからわかった子育てに無駄なこと、大事なこと

特に長男には、たくさんの期待があったと思います。下の弟妹以上にいろいろな体験をさせました。子どもが20歳になってからわかる子育てに「無駄だったこと」「大事だったこと」をまとめてみました。

無駄だったこと

  • スイミング
  • 剣道
  • 英会話スクール
  • 世間の常識

◯文や◯塾など小学校低学年のうちから何か習わせなければいけない、勉強させないといけないとの脅迫観念にかられていたのですが、遊びたい盛の息子は、さぼってばかりだったんです。結局、中学に入るころには、すべて辞めてしまいました。高校受験の夏休みに志望校が決まってから塾に行ったのですが、自習室を使えたことが一番効果があったと本人が言っています。

スイミングは、健康のためと他のお友達が習っていた、泳げるようにならないと将来まずいとの思いで入れましたが、そもそも本人が水嫌いだったので、苦労しました。結局、バスケットに出会ったので辞めてしまいました。逆に次男は、長男にあわせてスイミングを辞めさせてバスケットをさせましたが、次男は泳ぐのが好きだったので、スイミングを続けさせてあげたほうがよかったと後悔しています。

剣道は、私が和の習い事をすることに憧れて行かせましたが、指導の厳しさにすぐにやめてしまいました。英会話スクールも最初は楽しく行っていたのですが、宿題をやらなくなり、外遊びが楽しくなり結局やめることに。その後、高校で海外に行くことになり、自主的に英語を勉強するようになりました。

私が考える世間の常識「毎日学校に行く」「高校や大学に行く」「6時30分になったら晩御飯を食べる」「手作りが愛情を表現している」など、いろいろなところで、リセットさせられることがたくさんありました。今では、元気に笑顔で働いているので、all OK!

これからの時代は、私が経験してこなかった想像もできない時代になってくるので、自分の常識の物差しで意見をしないようにしています。

大事だったこと

  • 一緒に御飯を食べること
  • 絵本の読み聞かせ
  • 友達と遊ぶ空間をつくる
  • 海外に行く経験

「晩御飯は6時30分に食べるもの」と思っていた私ですが、起業してからは7時に帰って8時すぎに晩ごはんということも増えてしまいました。自分の中で罪悪感が積み上がっていたのですが、晩ごはんの時のなんともほんわかな会話やじゃれ合うような小競り合いなど、そんな空気感の中でご飯を食べる時間を持つことが、決められた時間にご飯を食べるということよりも大事なんだと思いました。

■ 当たり前を手放してみたら楽しい親子関係が築けた
https://wfc-bloom.com/skillup_blog/working_women/6148/

寝る前の子どもの絵本の読み聞かせは、小学校の低学年まで続けていました。私自身が本を読むことが好きだったこともあり、絵本を読むことが苦でなかったです。ぜんぜん、この子本読まへんわ。っと思っていた次男も高校になったら古典文学や近代文学などを読むように。長男は、なんでも自分で調べてなんでも自分で作ってしまうのも、絵本に触れ合う中で読んで理解する頭ができていたんじゃないでしょうか。

多いときには、長男・次男の友達総勢20人が部屋にいたことも。お腹すいたと言われて、ジャーで炊いたばかりのご飯5合分のおにぎりが、握ったはしからなくなっていったのもよい思い出です。

私自身が転校が多くて、自分のふるさとを感じて育っていなかった経験から、子どもたちには、ふるさとや幼馴染というものを作ってあげたいという気持ちが強くありました。子育てサークルをしていた経験から大勢の子供たちが家にいることが苦痛じゃなかったこともあります。おかげで子どもたちは、奈良が大好きになりました。子どもたちに故郷を作ってあげれてよかったと感じています。

バスケットで韓国に行けることになったとき、高校でインドネシアに行けることになったとき、引きこもっていた時にアメリカの従兄弟の家に遊びに行かせたときもお金を工面して、海外に送り出しました。
長男は一番海外経験が豊富です。アメリカにいる時はそこからカナダまで旅行もしたようです。インドネシアでできた友人とは、英語でLINEをしているようで、英語スキルも上がりました。

高校に入学する時に、我が家には一人で私の実家に行くということがあります。そうするとおじいちゃんが、東京の下町の居酒屋など少し大人の経験をさせてくれるのです。高校在学中も友達だけで旅行に行ったり、今も友人とキャンプに行ったり、バイクを買ってからは仕事の帰りにそのまま和歌山や神戸にツーリングに行ったりと、旅をよくしています。

親の背中を見せるを意識して

まとめると親の価値を押し付けるのではなく、子ども自身の価値を見つけて大事に育てることが子育てにとっては必要なんだと思います。

子どもたちに恥ずかしくないような生活やこんな風になりたいなと思ってもらえるような暮らしをしていくこと。そんな大人の背中を見せることを意識していきいたいと思っています。

まとめ

子どもが成人になったからこそわかる子育ての「無駄なこと」「大事なこと」。長男を育てた経験から感じたことを素直に書きましたが、あくまでも長男の場合です。大事なことは、寄り添って耳を傾けてあげることかなと思っています。

子どもは、力を持っています。それを信じていくことが一番大事なことだと思います。

この記事の投稿者

栗本 恭子

代表取締役

栗本 恭子

フリーライター。
ウェブデザイナー。
なら子育てネットワーク元代表 現事務局長。
NPO法人パパちから応援隊理事。
1970 年東京生まれ。父親の転勤で幼少は静岡で育ち、短大入学時に家族で奈良在住に。卒業後生命保険会社の営業職に従事。結婚と同時に転職し、営業、事務の仕事を経て出産を機に退職、専業主婦に。長男を出産後、子育てサークルの運営に関わり、奈良市内の子育てサークルをつなぐ「なら子育てネットワーク」立上げメンバーとしてサークル支援に奔走。
同時にフリーライターとして在宅でテレワークを行う。リーマンショック後、仕事がなくなり専門学校に入り直す。卒業後Web デザイナーとして活動を始める。2014 年6 月女性起業支援・子育て女性支援を行う株式会社Women’sFuture Center を設立。JR 奈良駅徒歩2 分のところでキッズスペース付コワーキングスペースを運営。女性ネットワークを作り現在400 人以上の会員を要す。
2016 年女性起業家応援プロジェクトLED 関西。
ファイナリスト。3 児の母。

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