6月1日オープンの薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」は、霊山寺(りょうせんじ)内の緑に囲まれた手入れの行き届いた参道の一角にあります。
5月23日にレセプションにご招待を受け参加してきました。そこに並んだ料理の数々は、コンセプト、ビジュアル、味、体験が素晴らしく、どの料理もしっかり味がついているのに重たくないのは、薬膳ならではでしょうか。楽しませていただきましたので、レポートさせていただきますね。
バラ以外もいろいろすごい「霊山寺(りょうせんじ)」
プロデューサー金田さん、長谷川さんってどんな人
薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」ができるまで
お料理紹介!「薬膳粥」はエンターテイメント
予約のとれないかき氷で有名な餡専門店「みやけ」のコラボスイーツ
薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」詳細
バラ以外もいろいろすごい「霊山寺(りょうせんじ)」
バラで有名な「霊山寺(りょうせんじ)」。今年は、残念なことにコロナの影響でバラの最盛期の見学はできませんが、手入れのされたバラ園の美しさは目を瞠るものがあります。こちらは、2016年5月の投稿。
今回のレセプションではじめて知ったのですが、「霊山寺(りょうせんじ)」は昔から薬草でも有名で、遣隋使で有名な小野妹子の息子小野富人は弘文元年(672)に登美山に閑居した際に自分で薬草を栽培し、薬師如来を祀って薬草風呂を作ったのが始まりとされています。聖武天皇も鳥狩りの折、また光明皇后も入湯されたと伝えられているとても歴史のある薬湯風呂があるのです。
現在は、昭和57年改築されたお風呂ですが、トウキ・センキュウ等 天然成分のみを用いた薬湯は、小野富人(鼻高仙人)の心を引き継いで近隣のみなさんに愛されています。
こちらは、一般の方も入れるそうです。
入湯料
大人 600円
小人 300円
※冷え性・肩こり・疲労回復等に効能効果があります。
営業時間
9:00~19:00(最終受付18:30)
※現在はコロナの影響があり休業中。再開は霊山寺にお問い合わせください。
祀ってある薬師如来三尊仏は、病を治すと言われ庶民に開かれてきました。平安時代には弘法大師が登美山に力の強い龍神様を感得され、奥之院に大弁財天女尊(弁天さん)として祀られてパワースポットとなっています。
プロデューサー金田さん、長谷川さんってどんな人
プロデューサー 金田奈美子さん
Bloomメンバーの金田さんは、現役で航空会社に勤めながら、マナー講師としても活動をされています。企業のマナー講座のテキストづくりに関わったり、WFCでは、起業したての方やお仕事復帰を目指す方に向けたマナー講座をしていただいています。テーブルマナーはもちろんテーブルコーディネートにも造詣が深くベジフルビューティーアドバイザーの資格をもつほど研究熱心で、アクティブに活動されています。
■ 金田奈美子さんのプロフィールページ https://wfc-bloom.com/users/user/?id=20
■ 金田奈美子さんインタビュー「航空会社勤務31年、ずっとCAで!〜金田奈美子さん〜会社員としての経験を活かし、マナー講師としても活躍!」
世界中を駆け回っておられる金田さん。美的センスも抜群で、私はいつも金田さんのInstagramで発信しているファッションに注目をしています♪
■ 金田さんのInstagram https://www.instagram.com/namiko_kanata/
マネージャー長谷川恭子さん
実は金田さんを紹介いただいたのは、WFCメンバーの長谷川恭子さんでした。
■ 長谷川恭子さんのFacebook https://www.facebook.com/yasuko.hasegawa.92
薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」の料理は彼女が監修したもの。長谷川さんは、野菜ソムリエ、ビオマイスターとして、数々の飲食店でプロデュースをしており、「食」のスペシャリストとして活動をされています。内面からの美しさを提唱し、食材そのものを活かす料理提案は、たくさんの飲食店の人気メニューとなっています。
今回の薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」では、マネージャーとして関わるということ。料理だけでなく食べる雰囲気も大事にする長谷川さんのこと、期待値が高まります。
薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」ができるまで
もともと「霊山寺(りょうせんじ)」への参拝者向けに開設していた「仙人亭」が閉鎖されることとなり、薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」オーナーの北古味鈴太郎さんが、お寺の関係者の方から相談を受けたそうです。北古味さんは、四国で展開していた事業をやめて奈良で仕事をする決意をされて、同級生の長谷川さんと金田さんに相談をされました。3人で今回の薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」を企画され、料理長川向和美氏を迎えて6月1日オープンに向けて準備を開始しました。
料理長 川向和美氏とは
下呂温泉「小川屋」時代に楽天トラベルのあさごはん部門で1位を受賞。全国800施設の頂点に選ばれたほどの腕前です。
茶の湯をたしなみ、茶懐石のマナーセミナーなども開催予定。
薬草と女神に守らた癒やし処「薬膳カフェ 花美津姫」のこだわり
- 旬の食材と漢方食材、発酵食品を組み合わせ、身体の免疫力向上やデトックスを目指したメニュー構成。
- 奈良の食材の魅力をアピール。
- 奈良の優良な薬草の代表である大和当帰をはじめ、黒米、奈良産の大豆を使用するなど、様々な効能を持つ食材をメニューに取り入れている。
- シルクロードによってもたらされた漢方食材やスパイスをあわせたお茶にもこだわりを持っている。
水野南北が残した書に「食は運命を左右する」との言葉があります。恐るべしは食であり、慎むべきは食であるとの言葉のとおり、食べる美容はもちろん、食べることで開運アップするようなメニューを考えているとのこと。
店名「花美津木」の由来
美しい花のように咲き誇り、美しい水のようにたおやかにあれと願いを込めて命名。店舗前の花みず木はシンボルツリーにもなっています。
お料理紹介!「薬膳粥」はエンターテイメント
大人女子には嬉しい会席料理は、体に優しく一つ一つの食材の効能書きを読みながら食べるのも楽しみに一つです。
思わず拍手!エンターテイメントたっぷりの「薬膳粥」
ここで、きれいな布袋に入った包みが運ばれてきました。一瞬「お土産?」と思ったら・・・
鳥スープベースに豆乳でしあげた薬膳粥にはナツメのほかに蓮根、ひじき、ごぼう、クコの実、松の実、三つ葉なども入っており、見た目もとっても綺麗で、食べやすかったです。
不思議!お腹いっぱいでも最後のデザートまで食べれてしまう薬膳懐石
ここまで見るだけで、結構、お腹いっぱいになったことが想像できるのではないでしょうか?確かにお腹いっぱいなのですが、ぜんぜん胃がもたれた感じはしません。デザートまでペロリと食べてしまいました。
予約のとれないかき氷で有名な餡専門店「みやけ」のコラボスイーツ
薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」では、地元を盛り上げたいという気持ちを強くお持ちで、今後も奈良の食材を使っている企業やお店の協力を得て、新メニューを提供する予定だそうです。その第一弾として、富雄の甘味処「みやけ鴻池邸表屋」の監修による「どら焼き」を女性でも食べやすいように薄めの皮を花美津姫(はなみずき)オリジナルで用意。
ランチ以外でも楽しめます。
薬膳カフェ「花美津姫(はなみずき)」詳細
上記でご紹介した薬膳懐石だけでなく、今後も薬膳をベースにしたメニューを展開予定とのこと。そのどれもが1000円台!この内容を東京で食べたら3000円ぐらいの価値がありますよ。※メニュー内容や値段については店舗にお問い合わせください。
ほかにも軽く食べたい人や喫茶として利用した人向けのメニューも。
ほかにも薬膳茶も充実していくそう。お茶を飲みにいくだけでも価値がありますね。
店舗情報
場所:631-0052 奈良県奈良市中町霊山寺内
営業時間:11:00-16:00 ※コロナの影響で営業時間が変わっている可能性もあります。訪問前には必ずお問い合わせください。
TEL:0742-48-3077