ママとお子さまにいつも笑顔でいてほしい、心身ともに健やかにすごしてほしい〜曽我真世さん
ママとお子さまにいつも笑顔でいてほしい、心身ともに健やかにすごしてほしい,
看護師・チャイルドボディセラピスト
「BLOOMメンバーへのインタビュー企画」今年のインタビュアーは池内詠子。フリーアナウンサー・司会者として様々なジャンルの方々にインタビューをしてきた私、キャリアコンサルタントとしても多くの方々に話を聴いてきた。そんな私が、働く女性たちに仕事の話はもちろん、生き方、家族、心の声、夢、リアルな本音に迫ってみる。
インタビューを行ったのは3月末。その時の真世さんは、看護師として、重症心身障がい児者の方や、病気・障がいをお持ちの方が通うデイサービスに勤務していた。
真世さんには3人のお子さん、12歳のご長女、9歳のご次女、そしてご長男は3歳。さらに今年8月に第4子を出産予定だ!
第34回 看護師・チャイルドボデイセラピスト 曽我真世さん
伊勢志摩で生まれ育った真世さんには、障がいを持つ妹さんがいる。そのことを当たり前のこととして、障がいは妹さんの個性として捉えていた。
子どもの頃、学校が苦手だった。仲間外れにされることが多かったという。他人をあまり信用していなかった。しかし、妹さんを訓練に連れて行っているご両親に心配をかけたくなかった。
高校では放送部に所属、恥ずかしがりだったので、裏方で音楽をかける担当。モノを作るのが好き、デザインするのが好き、その道に進みたいと憧れたが、ご両親様に反対された。そして看護の道を目指すも、あまり勉強に身が入らず、現役での入試は全滅。一浪し、奈良の国立病院付属看護専門学校に進学した。
実習がきつく、人生で一番勉強し、一番泣いて、そして一番落ち込んだ学校時代だった。
看護師として
卒業後、結核病棟に勤務した。仕事を始めて2年目に肺に影が見つかる。入院、その後手術、トータルで1年を超える入院生活、さらに1年間ご実家での療養生活を余儀なくされた。
階段も怖いと感じるほど、体力も低下。ジムに通ったり、陶芸・お花のお稽古・色彩検定受験・カウンセリング講座などを受講しながら過ごしていた。
そして、以前と同じ病院に復帰した。今度は結核患者と触れ合うことのない神経内科、3年ほど勤務し、29歳の時に結婚した。ご主人とは看護学校卒業当時から知り合っていたそうだ。ご長女を出産後、復帰したのが重症心身障がい児の病棟だった。
結婚、子育て
続いてお2人目を妊娠、出産。今度は3年の育休を取ろうと申し出た。システムとしてはOKだったが、3年の育休を取るためにはそれなりのストーリーがなければならないと言われた。様々な理由をつけて、3年の育休を取得。
3年後に同じ病棟に復帰するも環境が合わず、ストレスで聴力が下がり、耳が聞こえなくなってきたため、異動を願い出る。更に体調が悪くなり、お子さんたちの食事の支度もままならないほどだった。またもや療養生活、ついには退職。
回復後は、診療所にパート勤務。契約が切れる頃、重症心身障がい児デイサービスの存在を知った。面接に行き採用が決まった。病院と学校とお母さんたちをつなぐ場所、お母さんたちの負担を軽減する役目。このデイサービスの存在により、お母さんたちも子どもたちも楽になる。これこそやりたかった仕事だ!と感じたという。
その後、3番目となる息子さんを出産、系列のデイサービスに仕事復帰した。
そしてこれから
夏には4人目のお子さんが生まれてくる。状況が許すのであれば、子どもは何人でも欲しいという真世さん。仕事は続けていきたい、「お母さんと子ども、赤ちゃんを包み込むようなイメージを大切に、病気のあるなしにかかわらず、サポートしていきたい。」
ママとお子さまにいつも笑顔でいてほしい、心身ともに健やかにすごしてほしい、そんな気持ちをこめて、看護師の仕事と、おやこの絆を深めるふれあいレッスンを開催している。
講座の内容は、ベビーマッサージ・ベビーヨガレッチ・ベビーリフレクソロジー・赤ちゃんサイン・キッズヨガ・リトミック・おむつなし育児などから、依頼してくださる方のご要望をお聴きし、オリジナルプランを作成している。
これまで、個人で・集団で・福祉関係・企業様からの依頼で講座を開いてきた。ご出産後、成長発達に合わせた色々楽しめる複合レッスンも再開予定だ。
曽我真世さんリンク
HP https://hahako.jimdofree.com/
blog https://ameblo.jp/hahako-nikkori/
池内後記
コロナ渦で妊娠期を過ごし、出産を迎えるママさんたちの不安はいかほどであろう。この真世さんもしかり。4人目のお子さんとはいえ、これまでとは異なる妊娠期を過ごしておられることだろう。夏に生まれる赤ちゃんを伴い、親子教室をしていきたいと語ってくれた真世さんの思いが実現するよう、心から応援するのみ!先ずは赤ちゃん誕生のお知らせを楽しみに・・・!