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かじやま のりこ

梶山紀子

ITサポーター 宇宙教育リーダー

パソコン教室ステラ運営・ITサポーター〜梶山紀子さん〜子ども達にもっともっと科学を好きになってほしい!

パソコン教室ステラ運営・ITサポーター、子ども達にもっともっと科学を好きになってほしい!


2019版・BLOOMメンバーへのインタビュー企画」今年のインタビュアーは池内詠子。フリーアナウンサー・司会者として様々なジャンルの方々にインタビューをしてきた私、キャリアコンサルタントとしても多くの方々に話を聴いてきた。そんな私が、働く女性たちに仕事の話はもちろん、生き方、家族、心の声、夢、リアルな本音に迫ってみる。

紀子さんのハープの演奏をWFC周年パーティーの時に聴いた。柔らかい声でお話をし、優しい音色でハープを弾く紀子さん。子どもの頃は天真爛漫で、女の子と遊ぶよりも、魚や虫を捕まえて、家に持って帰ってきて観察をするのが好きな女の子だったそうだ。

第21回 パソコン教室運営・ITサポーター 梶山紀子さん

 ハープを初めて知ったのは中学時代。雑誌で見たハープはなんと350万円! 以来、ハープは紀子さんの憧れの楽器となった。

女子高生時代は、お友達の影響で漫画同好会に所属。漫画の貸し借りをしたり、自分でも漫画を描いていたそうだ。

付属の短大の教養学科に進学。在学中に上級秘書の資格を取得した。

ゼミは楽器の演奏をしたり、ミュージカルやオペラを観に行ったり、第九に出演したりする音楽のゼミだったそう。

就職氷河期・アルバイト

そして就活。折しも就職氷河期、どこを受けても女性というだけでアウトだった。結局それ以降、アルバイトを転々とすることになった。一般事務・金券ショップの店員・医療事務・・・。写真屋さんでは、現像から保守点検、開店準備まで経験したという。

写真屋さんでアルバイトをしている頃、体調を崩し、アロマというものを知り、ゼラニウムの香りで救われる経験をした。

それがきっかけとなり、27歳の頃、手に職をつけようとアロマを学ぶため学校に2年間通った。「日本アロマ環境協会の資格・AEAJ認定資格」 「アロマテラピーアドバイザー・アロマテラピーインストラクター・アロマセラピスト」を取得した。

そして資格を活かして、リラクゼーションのアルバイトについた。そこではセラピストとしてお店の運営も手伝い、ポスティングなどの集客方法も知った。

2年ほど勤務し、自身でアロマサロンの開業を目指し、お金を貯めようと決意する。

派遣社員としてコールセンター・郵便局、そして子ども向けのテーマパークで仕事をした。特に子ども向けのテーマパークでの1年間で、自分は人と接するのが好きなんだなあ、とつくづく感じたという。

肥後橋にある事務センターに勤務時代、お昼休みによく通っていた場所があった。大阪市立科学館だ。大好きなプラネタリウム、館内には香りの展示もあり、お気に入りの場所だった。そこでサイエンスガイドの募集を知り、応募。ボランティアガイドを昨年まで約6年間務めた。

 

結婚、そして教室運営へ

ご主人との出会いは、紀子さんが40歳の時だ。お友達を通じて知り合ったという。2度目に逢った時から交際がスタートした。のんびりとおおらかなご主人だそう。交際が始まってすぐ、ご主人は、”奥様を乳がんで亡くしていること、奥様が亡くなった時、お嬢様はまだ4歳だったこと、その後お嬢様は長崎のおばあちゃまのところで生活をしている。” と紀子さんに話したという。そのお嬢様が「紀子姉ちゃん!」と紀子さんに懐いてくれた。

平成27年12月に入籍。お嬢様は5年生。紀子さんのことを「姉ちゃん!」と呼ぶのは変わっていないが、”年の離れた姉ちゃんでいいかな。”と紀子さんは思っているんだそうだ。

結婚してから精華町に住み始めた。ご主人はパソコン教室、パソコンサポートをしておられた。結婚を機にご主人が就職、紀子さんが教室業を受け継いでいくことになった。

精華町に来た当初、友達もいないしどうしようかと考え、精華町商工会に入った。商工会で朝活事業が始まり、お仕事の依頼が来るようになったという。パソコン操作の指導、電子商取引の仕方の指導、動画の編集依頼、ホームページの作成以来などなどだ。

紀子さんの教室『パソコンステラ』は、精華町の社会福祉協議会が認定する街のサポート店にも登録されている。困っている方々の相談窓口だ。

システムステラでの指導のほか、キッズプログラミング をカルチャー教室でも指導、もちろんアロマテラピー教室、そしてハープの教室も主宰している。中学生以来憧れの楽器だったハープは、社会人になってから“通称小型ハープ”があることを知り、購入し独学で学んだ。

 

これから・・・

紀子さんにこれから何をしていきたい?と尋ねてみた。

毎年2月に開催される“けいはんな科学体験フェスティバル”に、ここ3年ほど出展し、星座早見盤作りをしているという。せっかく関西学術研究都市に住んでいるのだから、子ども達に理科や科学にもっともっと興味を持って欲しいというのが紀子さんの夢なんだそうだ。

来年12月にはやぶさ2が帰ってくる・・・その、おかえりイベントはぜひ開催したいと話してくれた。

 

 

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池内後記

幼い頃から空を眺めるのが好きだった紀子さん、今も家の前にゴザを敷いて、寝転んで夜空の星や流星群を眺めるのが大好きだという。ステラ、確かイタリア語で星空の意味だったかな。

インタビューの日、紀子さんが考えたという水を使ったハーバリウムの仕組みを説明してくれた。優しい口調で丁寧に教えてくれる。

紀子さんのキャリアはご主人との結婚とともに方向性が決定されたのかもしれない。結婚によりキャリアの転換をしなければならない女性達も多いが、紀子さんのようにキャリアが開拓されるケースもある。ご主人も安心して紀子さんに教室を任せておられるのだろうな、と感じた。

プロフィール

梶山紀子

ITサポーター 宇宙教育リーダー

梶山紀子

京都の南、精華町でパソコンやスマホ、タブレットにキッズプログラミングと幅広く皆様のニーズにお答えするITの駆け込み教室「システムステラ」をしています。
小学生から80代まで老若男女問わず、難しい言葉ではなくて得意のイラストや身近なものや笑いを交えてのレッスンを心がけています。
ITだけでなく、店内でアロマテラピーや星や宇宙のワークショップもする引出の多さが強みです。

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聞き手

池内詠子

司会者・キャリアコンサルタント・講師

池内詠子

お天気お姉さんからキャリアをスタート、子育て期を経て司会者として復帰。話し方の指導、コミュニケーション強化の指導をはじめ、キャリアコンサルタントの資格を取得。二人の娘たちはすでに社会人。これからは働く女性たち、ママたちを応援していくのが夢です。表情や話し方、声の出し方で損をすることがないよう、レッスンしています。自信を持って、仕事をし、地域に関わり、子育てを楽しみながら社会で輝く存在になってもらえるようサポートをしていきたいと思っています。趣味は自然の中で、緑の中で過ごすこと。山歩きをしたり、里山の風景を楽しんでいます。美術館を巡ったり、おしゃれ談義をすることも好きです。

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